賞味期限と消費期限の違いとは?第47回実践セミナー。保健所食品表示・品質表示セミナーを開催しました。
第47回実践セミナー。保健所食品表示・品質表示セミナーが開催されました。
食品表示表って何?どんなことに気を付けてどう表示したらよいのか、表示の意味は何なのかを説明頂きました。
賞味期限と消費期限の違いって知ってますか?
私は漢字から推測して「賞味・美味しく食べられる」「消費・使わなくちゃいけない」と漠然とした理解をしていたのですが、実際は「品質の劣化が早い食品には「消費期限」を、それ以外の食品には「賞味期限」を表示する」という定義があるんだそうです。
他にも、食品表示を見たときに書いてある「名称」と「商品名」の違い(名称はその内容を表す一般的な名称のこと。例えば名称は「コロッケ」で、商品名は「十勝のじゃがいもホクホク・バターコロッケ」)や
原材料の記載順(「原材料名」は使用した原材料を、原材料に占める重量の多いものから順に全て記載)
そして添加物の記載方法など、盛りだくさんの知識を学びました。
後半はオカビズセンター長の秋元が親戚のおじちゃんになって講師の方たちに質問です。
「趣味で作っとるクッキーがどえらい好評で、道の駅で売ってくれるっちゅうんだけど、なんとか表示もせないかんって言われたんだけどどうしたらええ?」
講師の方3人がそれぞれ実際に親戚のおじちゃんに相談を受けたのだとしたらどう答えるのか、回答くださいました。
それらの答えをまとめると
1.レシピと原材料を書き出す、正確な重量と使った添加物も同様に書き出す。
2.重量順に並べていく
3.ネットで「焼き菓子(名称)」「食品表示」と検索して画像見本を見てみる
これがまず食品表示を作るための第一歩だそうです。
他に原材料と添加物を分けて書くとか記載しなければいけないアレルギー表示など、色々な基準がありますが、まずはここがスタート地点。
保健所では個別の相談にも対応して下さるそうですので、まずはスタート地点に立てるよう上記3つのステップをやってみることをお薦めします。
今回は実践型セミナーなので「冷凍コロッケの食品表示を作ってみよう」という演習問題もありました。
商品を製造し販売していく上で、食品表示が義務ということはもちろん。それ以上に製造者として消費者に安心を与えるという意味でしっかりと勉強していかなければならないトピック。参加者のみなさんが真剣に演習問題に取り込んでいる姿が印象的でした。
オカビズの実践型セミナーは、言葉の通り「実際に自分でやってみる」ことを大切にしているセミナーです。
今後も色々な実践型セミナーを開催しますので楽しみにしていてください。
セミナーとは違いますが、2018年12月1日(土)にオカパー〜オカビズ5周年記念パーティー〜を開催します。
昨年も多数の方にご参加いただき「横のつながりができてよかった」「チャレンジしている人の話を聞いて、熱くなった」など、大変ご好評いただきました。
今年度もスケジュールに大交流会を組んでいますので、オカビズの活動報告や他の相談者さんの事例を聞きに、他事業者さんと知り合うきっかけ作りに、どうぞ奮ってご参加下さい。