【Q&A】補助金を活用するために知っておきたいキホンの「キ」:創業、起業、兼業、副業、新規事業をはじめる方へ
こんにちは!
事業について無料で相談できる経営相談所、オカビズの
中小企業診断士の資格を持つ相談員、髙木です。
今回はオカビズへお問い合わせの多い補助金の活用について、
よくあるご質問をQ&A方式でご紹介しますね。
新しい事業をはじめようと準備している方、
コロナ禍でこの先の資金面の見通しを立てたいと思っている方など、
補助金についてなら手始めに知っておくと役立つ基本のポイントです。
Q. 補助金情報がよく出る時期はいつ?
A. 国や県などの予算で動く補助金は、
年度ごとに予算が決まっていることが多いです。
予算の組まれた事業は年度を区切りに始まって、
年度内にすべてを終える必要があります。
よって、年度末の春ごろからが
多くの補助金情報が出始めるシーズンと言えます。
その上で、補正予算が組まれるタイミングでも
新たな情報や募集がかかることがあります。
9月や12月は決算の時期を迎える自治体も多いですので、
こまめにチェックするといいかもしれません。
Q. どんな補助金も、誰でも使えるの?
A. それぞれの補助金ごとに、補助事業者といわれる
対象者が決まっています。
自分(の会社)が当てはまるのかどうか、
法人格の種類や、資本金額、従業員数などによって決まっているものもありますので、
まずはそこから確認が必要です。
さらに、補助金は助成金と違って競争です。
「当社が補助金を得た場合にはこうこうこのように使って、
世の中に良い影響を生みます。(税金たくさん納めます)」
世の中に良い影響を生みます。(税金たくさん納めます)」
と有効な使い道を申請し、審査員を説得できなければなりません。
結果、選ばれた事業者さんが補助金を使って事業を遂行します。
一般的によく聞く「株式会社」や「有限会社」でなくても、
個人事業主が申請できる制度もありますよ。
Q. 補助金っていくらもらえるの?
A. こちらも補助金ごとに補助率と上限金額が決まっています。
例えば、補助率1/2で上限100万円というのは、
「会社が補助対象事業として200万円以上使った場合に
100万円の補助金が戻ってくる」という計算です。
Q. お金はいつから使えるの?
A. 補助金事業の流れは概ね、以下の通りです。
①募集開始
②応募
③募集締め切り
④選考
⑤採択通知
⑥事業開始
⑦事業実施
⑧事業完了報告
⑨検査
⑩補助金の入金 (な、なかなか長い道のりっ!!)
補助金の対象になるのは、⑤の採択通知の日付以降に使ったお金です。
それより前に使ったお金は原則、対象にならないので要注意です。
コロナ禍の影響に配慮した特別なルールとして、補助金制度の中には
「事前着手承認申請書」を提出することで、
採択通知前に使ったお金も補助金の対象に含められることもありますが、
ほとんどの制度がそうではないので注意が必要です。
そしてお金が入ってくるのは事業を完了して報告書(これが結構時間かかるんです)を提出し、
検査を受けたあとになりますので、
事業を実施する時点では自分でお金を用意しておく必要があります。
Q. 補助金ってどんなことに使えるの?
A. 補助金ごとにどんなことに使えるのかが決まっていますが、
「何にでも使える補助金」というのはまずない
と思った方が良いでしょう。
比較的、使い勝手のよい補助金もあります。
例えば、「小規模事業者 持続化補助金」。
販売促進に使える補助金としてここ何年か、
多くの小さな会社さん、個人事業主さんに活用されています。
この補助金は「販売促進」、つまり集客や売上アップに結び付く活動に
広く使えるということから、いろいろな事業者さんに活用の可能性がありました。
今年も要チェックの制度です。
総じて、補助金を活用するには
1)タイミング、事業を行いたいスケジュールに合うか。
2)自分(自社)は補助対象事業者にあたるか。
3)事業を実施する資金余裕はあるか、もしくは手当てできるか。
4)やりたいことが補助金の補助対象か。
をまずチェックしましょう。
うまく活用できれば、ビジネスの大きな推進力になります!
要項は読んだけどよく分からん!
どうかなー…と迷ったとき、や
申請書類を一通り書いてみたけど見てもらえる?
という方は、ぜひオカビズへ!
※オカビズは認定支援機関ではございませんので、
必要書類の発行や申請受付は行っておりません。ご了承ください。
それぞれの申請書類の書き方のコツや事業展開などについて、
中小企業診断士をはじめスタッフ一同、真摯にサポートいたします。