連載『キャッチコピーにセンスはいらない!』第1回→「そのキャッチコピー、相手が言ってほしいことですか?」
こんにちは!
ビジネスコーディネーターの松田です。
前回、私が初めて投稿させていただいたブログ
「現役コピーライターによる新連載『キャッチコピーにセンスはいらない!』」に
「いいね!」やコメントをくださった方、ありがとうございました!
モニターやスマホの向こうに読んでくださる方がいると思うだけで、
がぜんやる気が湧いてきます。どうぞ、末永くよろしくお願いいたします。
さぁ、それではさっそく、内容に入っていきます。
連載『キャッチコピーにセンスはいらない!』、
第1回は「そのキャッチコピー、相手が言ってほしいことですか?」です。
これは、キャッチコピーを書くうえでの心構えのようなもので、
意識するとしないとでは、「伝わり方」が全然違ってきます。
そもそも、キャッチコピーの「キャッチ」とは、
読む人の注意や心を文字通り、「キャッチ」するという意味。
だから、キャッチコピーの内容は、
相手の「興味のあること」「知りたいこと」である必要があるんですね。
そんなのあたりまえじゃない?と思われるかもしれませんが、
意外とその商品を作った人や売る人が「言いたいこと」と、
消費者が「知りたいこと」は違うことがよくあるんです。
たとえば、よくデジタルカメラなどのキャッチコピーに見られる
「世界最軽量○○g」のような表現。
作った人からすれば、そこに並々ならぬ努力があって
初めて実現した軽さなのかもしれませんが、
カメラよりも重いストラップやぬいぐるみをつけて使っている人もいるなかで、
「従来品より1gでも軽いカメラがほしい」人は、
きっとそう多くはありません。
そのキャッチコピーが、相手にとってメリットになっているかどうか?
プロでも見失いがちなことですので、注意が必要です(自戒も込めて)。
では、どうすれば「相手が言ってほしいこと」にできるのか。
次の3ステップを試してみてください。
【1】言いたいことを書き出す
これは、言いたいことそのままで大丈夫です。
その商品の魅力や特長、アピールしたいことをぜんぶ書き出してみてください。
【2】相手の気持ちを想像する
その商品を売りたい相手のことをイメージしてください。
できれば性別や年齢、収入、趣味、最近の関心事まで具体的に。
【3】相手のメリットになる伝え方をする
あなたが売りたいと思っているその商品を手に入れると、
相手はどんなメリットを、どんな未来を手に入れられるのかを示します。
例えば、カメラで言えば、
【1】特長/手ブレしない
↓
【2】相手の気持ち/こどもの運動会をキレイに残したい
↓
【3】メリット/かけっこ中の笑顔もくっきり!
という具合です。
業種や商品によって表現はいろいろですが、考え方はひとつ。
「そのキャッチコピー、相手が言ってほしいことですか?」
キャッチコピーはもちろん、企画書のタイトルやメールの件名などを書くときにも、
ちょっと意識するだけでぐっと伝わる表現になりますので、ぜひ活用してみてください。
ビジネスコーディネーター・松田がお送りいたしました。
■連載『キャッチコピーにセンスはいらない!』
第0回 「キャッチコピーにセンスはいらない!」
第1回 「そのキャッチコピー、相手が言ってほしいことですか?」
第2回 「ライバルがアピールしていないことをアピールする」
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