家康の愛した
万年青ってぇのを
見にいってみようじゃあないか
ITアドバイザー水野です。
このブログにはわりと登場していますが、初挑戦!今回は訪問記です。
岡崎市で開運植物「万年青(おもと)」の栽培&販売を行っている、宝生園(ほうしょうえん)さんをお届けいたします。
開運植物。。
inイングリッシュで、「ラッキープランツ」です。
JR岡崎駅近くに、宝生園さんはあります。
<ずらり、と育つ万年青たち>
万年青(「おもと」と読みます)を知っていますか?
わたくしは、知りませんでした。
オカビズに宝生園四代目、水野圭子さんがお越しになって、相談を担当する中で初めて知りました。
(同じ「水野」です、ちなみに、「ミズノケイ」まで同じです。親近感♡)
<四代目 水野圭子さん>
比較的、高齢の方にファンの多い園芸植物だそうで、その見た目はとっても個性的。
江戸時代には、珍草奇木が流行し、愛好家が自慢の奇品植物を持ち寄って競い合ったとされていますが、万年青もその珍草奇木のひとつなのです。
<浮世絵にも描かれる。画像の左、真ん中より下辺り>
その、葉っぱのつき方は、、、
クネクネ・・と、
シャー!と、
ものによりさまざま。
本当に独特な見た目ですねえ。
そのほか、
「ぐるぐるっ」「チョコン」「シャキシャキッ」などがありました。
(擬音語説明、すみません。。)
個性的×個性的、でも絵になる万年青
さらに、その個性的で独特な見た目と合わせて、万年青を植える鉢もとっても個性的!
宝生園四代目、水野圭子さんは、
「万年青は、見た目が個性的だから、これくらい派手な鉢でも負けないんですよねえ」と語ってくれました。
たとえば、こんな鉢。
<デザイン性の高い鉢>
万年青が人間だとすると、鉢は洋服とみることができるでしょうか。
ファッションを楽しむが如く、どの万年青に、どの鉢を合わせよう・・・?
なんていう楽しみがあるのも、万年青のいいところだなと思いました。
引っ越しのお祝いに、えんぎもの万年青
引っ越しに、万年青。
「引っ越し万年青」なるものがあるそうです。
これは、歴史を紐解いていくと、書物に書かれている逸話です。
徳川家康公は関東へ拠点を移し、天正18年(1590)に江戸入城。その16年後の慶長11年(1606)、江戸城の本丸がいよいよ完成しました。
本丸完成を祝い、三河の長嶋長兵衛が万年青を3鉢寄贈、公は大変喜ばれたとのこと。
以来、「引っ越し万年青」とも言い、転居の最初に万年青を運びこむことが開運の印とされ、また邪気を祓うため鬼門の方角に置かれました。
万年青はまるで人の様な存在
手をかければその分だけ
応えてくれます
万年青は自分自身を写す鏡
自分の一部かも知れません