連載『キャッチコピーにセンスはいらない!』第2回→「ライバルがアピールしていないことをアピールする」
こんにちは!
ビジネスコーディネーターの松田です。
突然ですが、いま話題のこの動画、もうご覧になりましたか?
世の中のミュージックビデオ(MV)の「あるある」を集めた、
アーティスト「岡崎体育」さんの新曲「MUSIC VIDEO」のMVです。
公開から1週間で再生回数が100万回以上になっています。
なぜ、この曲、MVをつくったのか。
ご本人がインタビューでこう答えています。
”予算や費用の少ない中で活動するインディーズアーティストが知名度を上げるためには、ハイクオリティで類を見ないミュージックビデオのアウトプットが最も重要だと考えています。それを念頭においた上で色々な打ち出し方を探りましたが、結局もう「ミュージックビデオのことそのまま歌にしたら面白いんちゃうかな」というメタ表現に行き着きました”(参照:SENSORS)
予算や知名度のないなかで目立つためにと考えた結果、
このような表現に行き着いたんですね。
今回のブログでご紹介したいことも、まさにそこ。
前回のコラムでは、コピーを書く気持ちとして、
「ターゲットの言いたいことを言う」ことを挙げさせていただきました。
↓前回の記事はコチラ↓
第1回「そのキャッチコピー、相手が言ってほしいことですか?」
http://okabiz.boo-log.com/c15861.html
そのうえで意識したいことが、第2回のテーマ。
「ライバルがアピールしていないことをアピールする」です。
たくさんの競合がいるなかで埋もれてしまわないために、
他社(商品)の強みと自社(商品)の強みを洗い出し、
その「違い」をアピールするんです。
■CASE1
たとえば、新パッケージを採用したお醤油の広告。
密封性が高まり、醤油が酸化しにくいというメリットを
訴求ポイントにした、次のような広告がありました。
コピーは、
「お宅のしょうゆは、赤いですか。」
酸化を防ぐ
▼
色が黒くならない
▼
赤いまま
というこの商品でしか言えない事実を、
他社の商品を引き合いに出してうまく訴求しています。
■CASE2
先日、ファーストフードのM社のじゃがいもの調達が難しくなり、
Sサイズしか提供できないという事態になったときのこと。
その状況を追い風として、L社が次のようなキャンペーンを展開しました。
「ポテト、全サイズ提供できます」
ネット上では批判もあったようですが、
広告戦略的に見れば、けっして間違った方法ではないと思います。
何を訴求するかを考えるときは
ぜひ、ライバル企業はどんな訴求をしているのか?を研究してみてください。
オカビズでは、チラシやネットショップのキャッチコピー、
プレスリリースなど、より強い言葉をつくるサポートも実施しています。
より集客したい、より多くの人に商品の魅力を届けたい、という事業者の方は、
一度ご相談にお越しください。
ビジネスコーディネーター・松田がお送りいたしました。
■連載『キャッチコピーにセンスはいらない!』
第0回 「キャッチコピーにセンスはいらない!」
第1回 「そのキャッチコピー、相手が言ってほしいことですか?」
第2回 「ライバルがアピールしていないことをアピールする」