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商品は売るものではなく買ってもらうもの



こんにちは!オカビズITアドバイザーの梅村です。

「ホームページで商品を紹介しているんだけど売れないんです。」
というお悩みをお持ちの事業者様が少なくありません。

ホームページに限らずチラシなどでも同じですが、
共通する原因の一つに「お店側の視点ばかりを主張している」というものがあります。


例えば、テレビが壊れて電気屋さんに来たお客様がいたとします。

たくさんのメーカーのいろいろな機種が並び、
POPや販促のチラシなどもたくさん置かれています。

どれに買い換えたら良いかとても迷ってしまいます。

そこにはこんな宣伝文句のPOPがあります。
あなたらなどのテレビを購入しますか?


A社『フルハイビジョンの4倍も高精細!選ぶなら4Kテレビ!』

B社『高画質エンジン「ヘキサクロマドライブプラス」を搭載!』

C社『超解像技術「4Kファインリマスターエンジン」を導入!』

D社『ウーファーに「磁性流体スピーカー」を搭載。さらにスピーカーコーンに剛性が高いカーボンファイバーを採用!』



おそらく、テレビや機械に詳しくない一般の方であれば、この情報だけで「このテレビにしよう!」と即決する人はいないかと思います。

開発者や生産者としては、自社の開発した製品のすごさをアピールしたいという気持ちはわかりますが、消費者=お客様にとっては、そういう情報は最重要なものではありません。(不要ではないですが優先度は低いです)

「4Kって何?フルハイビジョンの4倍といわれてもイメージできない。」

「なんかすごそうな名前のエンジン搭載してるみたいだけど、だから何?どうすごいの?」

「磁性流体スピーカーってなんだ?」

そんな反応になってしまい、テレビ売り場で固まって悩んでしまいます。


例えばそんな中に、こんなメッセージのPOPがあったらどうでしょうか?

「スマホで撮影したお子さまの運動会の動画を大きくてキレイな画面で見えるテレビ。設定不要でケーブルにつなぐだけ!」

「大好きな歌手のコンサート映像でわずかな表情も見逃さない高画質液晶。会場の臨場感がリアルに伝わる上質なスピーカー搭載!」


4Kがどうのこうの、画質エンジンがどうのこうの、超解像技術がどうのこうの、そんな技術的な説明を聞かされるよりも、

具体的に自分事に置き換えて使用シーンが想像できるメッセージのほうが、
一般の方にわかりやすく、商品を選んでもらいやすくなります。

(もちろん、一部のマニアックな層を狙う商品は、技術的な詳細をアピールしたほうが良い場合もあります)


店頭やチラシでもそうですし、Web上でも同じです。
ホームページやランディングページ、ネットショップの商品ページなどでも
技術やスペックの話も掲載はしたほうが良いですが、
メインで見せる・伝えるべきなのは「ベネフィット」の部分です。

ベネフィットとは、製品やサービスを利用することで
お客様が得られる体験や成果など「将来の価値」のことです。

商品の特徴を伝えるのも大事ではありますが、
いくら良い商品を作っていても、その良さがしっかり伝わらないと売れません。

正直に特徴や性能だけを羅列しても、一般の方にはなかなか伝わりません。

売り手側のメッセージだけではなく、
買い手側の心理や気持ちを想像したメッセージが必要です。



例えば、新商品ですごく性能の良いゴルフクラブを開発した場合、

・カーボン製なので強くて軽い
・値段が他社より安い
・構造力学や流体力学に基づいた設計

といった情報は「商品の特徴」です。

特徴を伝えるのも大事ですが「ベネフィット」を伝えましょう。

ゴルフクラブのベネフィットの例としては、

・このゴルフクラブなら初心者でも短期間で飛距離が2倍になります
・スコアが15は縮みます
・一緒に回る友人たちが羨ましがり自慢できます

そういった具体的な使用シーンをイメージさせるメッセージを伝えましょう。

エンジンが良いから車を買うのではないのです、
快適に移動をしたいから車を買うのです。

痩せたいからエステやダイエットジムに通うのではないのです、
恥ずかしくなく自信をもって彼氏と水着で海に行きたいからダイエットしたいのです。

みなさんの商品は、ちゃんとお客様の視点で情報を伝えることができていますか?

ホームページやチラシを作ってるけど、
なかなか思うように商品が売れていない、どうやって情報を伝えたら良いかわからない、
そんなお悩みも、オカビズにご相談ください。

専門のアドバイザーが、商品のベネフィットを一緒に考えながら、
情報の発信の仕方についてもサポートいたします!


【無料】プロジェクト成功に欠かせない7つのこと『クラウドファンディング・テンプレート活用術~第2弾~』

こんにちは!
オカビズコピーライターの松田です!


前回ご紹介した
クラウドファンディングのテンプレート紹介に引き続き
リンクはここをクリック!
『クラウドファンディング・テンプレート』活用術、第2弾です^_^★

前回のブログでご紹介した各項目について説明をしていきます!

■タイトル
今後、同じようなプロジェクトが急増することが予想されます。
そのなかで目に留めてもらうためには
「地域×業態×店名」が一目でわかることが大切だと考えます。
「どこの、どんな企業(店)が、何をするのか(何をしてくれるのか)」が
わかるタイトルにしていただくと効果的です。

下記【A】~【C】から貴社・貴店のビジネスモデル・ご状況に合わせて選択し、アレンジしてください。

【A】
【〇〇県〇〇市】コロナで存続の危機。〇〇するために〇〇を購入したい!
新型コロナの影響によりビジネスモデルの変更を余儀なくされ、それに伴って何かの購入に迫られている場合。
例)通常は対面接客だがオンラインに切り替える必要があるため、WEBカメラやマイク、ヘッドセットなどが必要
例)通常は店舗営業だがデリバリーに切り替えるためバイクを購入したい
など

【B】
【〇〇県〇〇市】コロナ終息後に/オンラインでご利用いただける〇〇を販売します!
リモートもしくは休業状態にあり現在は通常の商品・サービスの提供ができない場合。
例)店舗に来てもらえないため収束後に利用できるチケットなどを販売する
例)デリバリーやテイクアウトメニューの販売

【C】
〇〇県〇〇市】コロナで存続の危機。〇〇にある〇〇『〇〇(社名・店名)』を守るため力を貸してください。
ストレートに運転資金の支援をお願いしたい場合。

■概要
プロジェクト本文をすべて読んでくださる方は多くありません。
タイトルと概要を読めば「どこの、どんな企業(店)が、
何をするのか(何をしてくれるのか)」がわかるようにしておくことが、
支援の加速につながります。

■プロジェクト本文
「どこの、どんな企業(店)が、何をするのか(何をしてくれるのか)」
「コロナの影響で今、どんな状況にあるのか」をできるだけ詳しくお書きください。

■リターン
クラウドファンディングは、支援額に応じて「リターン」と呼ばれるお返しをします。
下記の例を参考にしながら少額から高額までのリターンを設定してみてください。

<リターン例>
●企業の場合
・お礼のメール(お手紙)
・自社商品/サービス(限定割引、限定数など)
・ロゴ入り〇〇
・会社の壁やHPなどに名前を記載
・特別会員
・ZOOMでのコンサル(60分)
・セミナー/研修を開催できる権利 など

●お店の場合
・お礼のメール(お手紙)
・自社商品(限定割引、限定〇個など)
・ロゴ入り〇〇
・ドリンクチケット
・お食事券
・食べ/飲み放題チケット
・貸切プラン
・オンライン飲み会セット
・調理キット など

■最後に
読者への最後のお願いです。
あらためて現在置かれている状況、
これからの抱負・決意を述べて締めくくります。

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クラウドファンディングのテンプレートについては以上です。

なるべく汎用性の高いものをと思い制作したため、
そのままの文章では状況にそぐわないかもしれません。せめて、貴社・貴店のほんの一助になれば幸いです。

プロジェクト成功に欠かせない7つのこと
上記のテンプレートを使えばプロジェクトページはすぐに作れるかもしれません。
しかし、クラウドファンディングは「公開すればお金が集まる」ものではありません。
プロジェクト成功のために押さえておくべきポイントを7つに
まとめましたので、下記のチェックリストもあわせてご活用ください。

プロジェクト成功に欠かせない7つのこと
□ メイン写真+タイトルで「どこの誰が何をするか」がわかるか
□ タイトル+概要だけで内容を理解できるか
□ リターンは支援する人が「得」と思える内容か
□ 支援額は少額から高額までパターンがあるか
□ プロジェクト公開前にお客様、知人、友人に支援をお願いしたか
□ 公開初日に目標金額の3割の支援が集まるか(支援者の顔が浮かぶか)
□ 公開後もSNSで、対面で、支援のお願いを継続できるか


クラウドファンディングは「打ち出の小槌」ではなく「信用を現金化」するものです。
成功するかどうかは、クラウドファンディングをする人が
どれだけ本気で多くの人に支援をお願いできるかにかかっています。


オカビズでも必要に応じて
クラウドファンディングのサポートもしております。