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連載『キャッチコピーにセンスはいらない!』 第4回「流行り言葉を入れる」

こんにちは!ビジネスコーディネーターの松田です。

『キャッチコピーにセンスはいらない!』、
第4回は「流行り言葉を入れる」です。

言葉にも鮮度があります。
よく「使い古された」「手垢のついた」なんてことをいいますが、
どこにでも使われているような言葉では
注目してもらうことはできません。

だからこそ、新鮮な言葉=流行っている言葉を
コピーに入れてあげると目に留まりやすくなります。

と、説明するより具体例があったほうが
イメージしていただきやすいと思いますので
下記をご覧ください。

CASE1------------------------------------

逃げるは恥だが、
天下は獲れる。

徳川家康のことなら、生誕地・岡崎へ


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手前みそで恐縮ですが、
これは2017年に私が岡崎市のPRのために書いたコピーです。

お察しのとおり、
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」と、
三方が原の戦いで命からがら
逃げ出した家康とをかけてつくったコピーです。

このコピーは当時、朝日新聞デジタルに取り上げていただき、
Yahoo!ニュースにも転載がされました。
当初、このコピーが入っていない別のタイトルで
記事が掲載されたのですが、
記者さんが機転を利かせてくれたのか
コピーが入ったタイトルに変更された途端、
SNS上でたくさんシェアされるようになりました。

このシリーズで、

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家臣ファースト

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というコピーも書きましたが、
これも小池都知事が掲げる「都民ファースト」と、
家康の家臣想いだった一面をかけてつくった言葉です。



CASE2------------------------------------

”ウオ”リンピック金銀セット

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これは、OKa-Bizの相談者さんである
蒲郡海鮮市場さんが最近発売された商品。
「キンメダイ」と「ギンメダイ」を、
平昌五輪で日本代表が獲得した金銀のメダル数にちなんだ数だけ
セットにして販売したもの。

オリンピック期間中に発売したことで
中日新聞にどーんと取り上げていただきました
↓ ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓

http://okabiz.boo-log.com/e436999.html

「ただのダジャレじゃん!」と思われるかもですが、
蒲郡は「キンメダイ」と「ギンメダイ」がそろって水揚げされるから、
という理由付けができたからこそ、突破できた事例です。
ダジャレも使い方次第でバカにできません。

CASE3------------------------------------

忖度まんじゅう

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これはもうご存知のとおり、
大阪のとある方の発言から火がついた
「忖度(そんたく)」という言葉を活用した商品。

大阪の会社が発売し、ヒット。
流行語大賞でも表彰されています。
↓ ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
https://www.heso-pro.com/project/sontaku/


「忖度」という言葉を「まんじゅう」という、
時代劇などで「おぬしもワルよのう」なシーンで使われる
アイテムと組み合わせたところが
またうまいというかニクイというか。

まんじゅう自体にもこだわりがあるのだと思いますが、
きっと、おいしいまんじゅうなら他にもたくさんあるはず。
やはり、いち早く「忖度」という文字を入れたことが
ヒットの要因だと思います。


3つの事例をご紹介しました。
半ば強引にでも、いまはやっているもの、
流行っている言葉を自社の商品などにくっつけてみると、
思いもよらない強い言葉が生まれることがあります。
一度、やってみてください!

OKa-Bizでは、御社の強みがより活きる
情報発信のお手伝いもしています。

強みがわからない!
どう言えばいいかわからない!

という方は一度ご相談にお越しください。

以上、ビジネスコーディネーター松田がお送りしました。



連載『キャッチコピーにセンスはいらない!』 番外編「そもそも…"キャッチコピー"ってなんだっけ?」

こんにちは!ビジネスコーディネーターの松田です。
これまで3回にわたってキャッチコピーの考え方などを
お伝えしてきましたが、今回は番外編として、
そもそも「キャッチコピーとは何ぞや?」
ということをお話したいと思います。



これまであたりまえのように
キャッチコピーキャッチコピーと言ってきましたが、
耳慣れない言葉ですよね。。。

なので、まずはキャッチコピーとは何か、
その役割とは何かということに立ち返ってお話ししたいと思います。

■キャッチコピーとは何か
キャッチコピーとは何かを考えるにあたって、
「キャッチ」と「コピー」に分解して、
言葉の意味から見ていきたいと思います。
まず、「コピー」から。
そもそも「コピー」とは、
「広告に表記されている、商品の魅力や機能を
伝えるための言葉」のことです。

だから「コピーライター」って、
「商品の魅力や機能を伝えるための言葉を書く人」
という意味なんですね。
昔は「広告文案家」と呼ばれていたりしたんですよ。

では、その「コピー」の前にくっついている、
「キャッチ」はどうでしょうか。
これは文字通り、「つかむ」という意味です。
では、何をつかむのか??
それは、「人のこころ」だったり、
「人の目」だと言われています。

つまり、キャッチコピーとは、
「人の心をつかむ(注意を引く)ための、
商品の魅力や機能を伝えるための言葉」
なんですね。

■なぜキャッチコピーが必要か
ではなぜ、キャッチコピーが必要なのか。
商品の魅力や機能をただ文章で書くだけでいいのでは?
と思いますよね。

でも、広告は「招かれざる客」。
ちょっと、思い出してみてください。
ネットニュースや動画を見ていて、
チラチラと表示される広告はただジャマなだけですし、
テレビを見ていても、雑誌を眺めていても、
CMや広告は飛ばしたくなりますよね。
毎日ポストに入っているチラシやDMも、
3秒でゴミ箱行きです。

ということは、私たちは広告を考える場合、
その3秒の間に「あなたのための商品ですよ!」
ということを伝え、心をつかまなければならないのです。

キャッチコピーが大切ですよーと言われるのは、そのため。
商品の魅力や機能を短く、端的に表すことで、
「あ、自分のための商品だ」「これほしい!」「え、何?」と
思ってもらうために必要なのです。

…というお話をすると、
いやいや、3秒で人の心をつかむ言葉なんて考えられるかい…
と思われますよね。

でも、だからこそ、
私はこのブログにこうタイトルをつけさせていただきました。
「キャッチコピーにセンスはいらない!」
と。

広告の賞を取るような鮮やかなキャッチコピーはむずかしくても、
ちょっとしたコツや考え方を身につけるだけで、
言葉はぐっと伝わりやすいものに変わります。

オカビズでは、ホームページやダイレクトメール、
ネットショップなどのキャッチコピー、プレスリリースなど、
より伝わりやすい言葉をつくるサポートも実施しています。

自社の商品・サービスの魅力を、
1人でも多くの方に届けたいという事業者の方は、
一度ご相談にお越しください。

ビジネスコーディネーター・松田がお送りいたしました。




■連載『キャッチコピーにセンスはいらない!』
第0回 「キャッチコピーにセンスはいらない!」
第1回 「そのキャッチコピー、相手が言ってほしいことですか?」
第2回 「ライバルがアピールしていないことをアピールする」
第3回 番外編「そもそも…"キャッチコピー"ってなんだっけ?」


連載『キャッチコピーにセンスはいらない!』第2回→「ライバルがアピールしていないことをアピールする」

こんにちは!
ビジネスコーディネーターの松田です。

突然ですが、いま話題のこの動画、もうご覧になりましたか?
世の中のミュージックビデオ(MV)の「あるある」を集めた、
アーティスト「岡崎体育」さんの新曲「MUSIC VIDEO」のMVです。



公開から1週間で再生回数が100万回以上になっています。

なぜ、この曲、MVをつくったのか。
ご本人がインタビューでこう答えています。

”予算や費用の少ない中で活動するインディーズアーティストが知名度を上げるためには、ハイクオリティで類を見ないミュージックビデオのアウトプットが最も重要だと考えています。それを念頭においた上で色々な打ち出し方を探りましたが、結局もう「ミュージックビデオのことそのまま歌にしたら面白いんちゃうかな」というメタ表現に行き着きました”(参照:SENSORS)

予算や知名度のないなかで目立つためにと考えた結果、
このような表現に行き着いたんですね。

今回のブログでご紹介したいことも、まさにそこ。
前回のコラムでは、コピーを書く気持ちとして、
「ターゲットの言いたいことを言う」ことを挙げさせていただきました。

 ↓前回の記事はコチラ↓
 第1回「そのキャッチコピー、相手が言ってほしいことですか?」
 http://okabiz.boo-log.com/c15861.html

そのうえで意識したいことが、第2回のテーマ。
「ライバルがアピールしていないことをアピールする」です。

たくさんの競合がいるなかで埋もれてしまわないために、
他社(商品)の強みと自社(商品)の強みを洗い出し、
その「違い」をアピールするんです。


■CASE1

たとえば、新パッケージを採用したお醤油の広告。
密封性が高まり、醤油が酸化しにくいというメリットを
訴求ポイントにした、次のような広告がありました。

コピーは、

「お宅のしょうゆは、赤いですか。」

酸化を防ぐ

色が黒くならない

赤いまま

というこの商品でしか言えない事実を、
他社の商品を引き合いに出してうまく訴求しています。


■CASE2

先日、ファーストフードのM社のじゃがいもの調達が難しくなり、
Sサイズしか提供できないという事態になったときのこと。

その状況を追い風として、L社が次のようなキャンペーンを展開しました。

「ポテト、全サイズ提供できます」

ネット上では批判もあったようですが、
広告戦略的に見れば、けっして間違った方法ではないと思います。

何を訴求するかを考えるときは
ぜひ、ライバル企業はどんな訴求をしているのか?を研究してみてください。

オカビズでは、チラシやネットショップのキャッチコピー、
プレスリリースなど、より強い言葉をつくるサポートも実施しています。


より集客したい、より多くの人に商品の魅力を届けたい、という事業者の方は、
一度ご相談にお越しください。

ビジネスコーディネーター・松田がお送りいたしました。

■連載『キャッチコピーにセンスはいらない!』
第0回 「キャッチコピーにセンスはいらない!」
第1回 「そのキャッチコピー、相手が言ってほしいことですか?」
第2回 「ライバルがアピールしていないことをアピールする」