こんにちは!ビジネスコーディネーターの松田です。
『キャッチコピーにセンスはいらない!』、
第4回は「流行り言葉を入れる」です。
言葉にも鮮度があります。
よく「使い古された」「手垢のついた」なんてことをいいますが、
どこにでも使われているような言葉では
注目してもらうことはできません。
だからこそ、新鮮な言葉=流行っている言葉を
コピーに入れてあげると目に留まりやすくなります。
と、説明するより具体例があったほうが
イメージしていただきやすいと思いますので
下記をご覧ください。
CASE1------------------------------------
逃げるは恥だが、
天下は獲れる。
徳川家康のことなら、生誕地・岡崎へ
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手前みそで恐縮ですが、
これは2017年に私が岡崎市のPRのために書いたコピーです。
お察しのとおり、
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」と、
三方が原の戦いで命からがら
逃げ出した家康とをかけてつくったコピーです。
このコピーは当時、朝日新聞デジタルに取り上げていただき、
Yahoo!ニュースにも転載がされました。
当初、このコピーが入っていない別のタイトルで
記事が掲載されたのですが、
記者さんが機転を利かせてくれたのか
コピーが入ったタイトルに変更された途端、
SNS上でたくさんシェアされるようになりました。
このシリーズで、
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家臣ファースト
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というコピーも書きましたが、
これも小池都知事が掲げる「都民ファースト」と、
家康の家臣想いだった一面をかけてつくった言葉です。
こんにちは!ビジネスコーディネーターの松田です。
これまで3回にわたってキャッチコピーの考え方などを
お伝えしてきましたが、今回は番外編として、
そもそも「キャッチコピーとは何ぞや?」
ということをお話したいと思います。
こんにちは!
ビジネスコーディネーターの松田です。
突然ですが、いま話題のこの動画、もうご覧になりましたか?
世の中のミュージックビデオ(MV)の「あるある」を集めた、
アーティスト「岡崎体育」さんの新曲「MUSIC VIDEO」のMVです。
公開から1週間で再生回数が100万回以上になっています。
なぜ、この曲、MVをつくったのか。
ご本人がインタビューでこう答えています。
”予算や費用の少ない中で活動するインディーズアーティストが知名度を上げるためには、ハイクオリティで類を見ないミュージックビデオのアウトプットが最も重要だと考えています。それを念頭においた上で色々な打ち出し方を探りましたが、結局もう「ミュージックビデオのことそのまま歌にしたら面白いんちゃうかな」というメタ表現に行き着きました”(参照:SENSORS)
予算や知名度のないなかで目立つためにと考えた結果、
このような表現に行き着いたんですね。
今回のブログでご紹介したいことも、まさにそこ。
前回のコラムでは、コピーを書く気持ちとして、
「ターゲットの言いたいことを言う」ことを挙げさせていただきました。
↓前回の記事はコチラ↓
第1回「そのキャッチコピー、相手が言ってほしいことですか?」
http://okabiz.boo-log.com/c15861.html
そのうえで意識したいことが、第2回のテーマ。
「ライバルがアピールしていないことをアピールする」です。
たくさんの競合がいるなかで埋もれてしまわないために、
他社(商品)の強みと自社(商品)の強みを洗い出し、
その「違い」をアピールするんです。
■CASE1
たとえば、新パッケージを採用したお醤油の広告。
密封性が高まり、醤油が酸化しにくいというメリットを
訴求ポイントにした、次のような広告がありました。
コピーは、
「お宅のしょうゆは、赤いですか。」
酸化を防ぐ
▼
色が黒くならない
▼
赤いまま
というこの商品でしか言えない事実を、
他社の商品を引き合いに出してうまく訴求しています。
■CASE2
先日、ファーストフードのM社のじゃがいもの調達が難しくなり、
Sサイズしか提供できないという事態になったときのこと。
その状況を追い風として、L社が次のようなキャンペーンを展開しました。
「ポテト、全サイズ提供できます」
ネット上では批判もあったようですが、
広告戦略的に見れば、けっして間違った方法ではないと思います。
何を訴求するかを考えるときは
ぜひ、ライバル企業はどんな訴求をしているのか?を研究してみてください。
オカビズでは、チラシやネットショップのキャッチコピー、
プレスリリースなど、より強い言葉をつくるサポートも実施しています。
より集客したい、より多くの人に商品の魅力を届けたい、という事業者の方は、
一度ご相談にお越しください。
ビジネスコーディネーター・松田がお送りいたしました。
■連載『キャッチコピーにセンスはいらない!』
第0回 「キャッチコピーにセンスはいらない!」
第1回 「そのキャッチコピー、相手が言ってほしいことですか?」
第2回 「ライバルがアピールしていないことをアピールする」